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“風力よ”エタノール化からトウモロコシを救え

風力発電による海洋資源回収と洋上工場

“風力よ”エタノール化からトウモロコシを救え

トウモロコシを燃料にしようとするアメリカ。海に囲まれた日本にはもっとたくさんの海洋・自然エネルギーがあります。

著者 村原 正隆
関 和市
ジャンル 自然エネルギー
シリーズ 自然エネルギー
出版年月日 2007/12/01
ISBN 9784827725018
判型・ページ数 4-6・192ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

第1章:トウモロコシは燃料か食料か。
第2章:トウモロコシ燃料の代替エネルギーは海水から(海に隠された莫大な資源)
第3章:海水から得られた資源をどのように使いこなすか
第4章:資源回収エネルギーは石油に頼らない自然エネルギー(風力・海流発電)
第5章:再生可能なエネルギーを用いて洋上で産業を興す(風力発電で稼働する洋上複合工場)
第6章:旅をしながら考える夢“ここに海洋工場を作ろう”

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内容説明

アメリカのブッシュ大統領は昨年秋(2006年)トウモロコシを燃料用エタノールの原料にして、10年間でガソリン消費量を2割減らす方針を打ち出した。これが発表されるやいなや、トウモロコシの価格は急騰し、これが引き金となって、大豆畑はトウモロコシ畑への転換が加速され、耕地の地価は10年前の2倍に上昇。その連鎖反応で食物価格が急騰した。この自然の輪廻(りんね)を無視した21世紀版エンクロージャー運動・環境破壊。私たちはこれを食い止める方法を、真剣に探さねばならない。
排他的経済水域内の洋上に浮かぶ浮体船・工場において、風力や潮流などから得られた電力とその場で採取した海水を原料として真水、ナトリウム、マグネシウム、苛性ソーダ、塩素、塩酸、硫酸、水素、酸素、燃料用エタノール、深層水ビール、野菜、魚貝類などを生産する洋上電解・エタノール・野菜・養魚総合工場構想。生産・貯蔵・輸送時におけるエネルギーロスを低減し、システム全体の効率を向上させ、穀物の価格破壊を阻止し、水、農水産食料、エネルギー、鉱物資源を供給する。環境に優しく、資源戦争のない世界を作るための提言としたい。

ヨーロッパの洋上風力発電

デンマークのミドルグルンデン

トウモロコシは燃料か食料か

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